2015-01-01から1年間の記事一覧

結局

結局、ティファールは買い換えることにした。次は10年以上使えるように、メラミンスポンジで洗ったりしないようにコーティングを剥がさないように大事に使いたい。結局のところ、文章を書くというのは生き方そのもので、真剣に生きていなければうわっ滑りな…

iOSのアップデート

iOSのアップデートを行った。http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/323/323042/先ほど書いたようなことは、ブログ開設当初のから分かっていたことで、自分でも分かっていたことで、じゃあ何故再度同じところをぐるぐる回るかというと、進歩も反省もないから…

それだけ

ティファールの中華鍋を料理に使っているのだが、なんとティファールなのに焦げ付くようになった。ティファールもフッ素加工がなければ当然焦げ付くしそれは知っていたんだけれど、でも実際そうなってみるとなんだか納得がいかないものだ。よく、安いフッ素…

業務報告書とは全く違う

自分で考えてテキストを書くことは、業務報告書の文章を書くことと全く違うんですね。報告書をプリントアウトして見直していたら誤字が何ページかありました。明日、プリントアウトしなおさないといけません。カラー印刷しなければ良かったです。写真がもっ…

村上春樹 『かえるくん、東京を救う』

村上春樹の『かえるくん、東京を救う』を再読した。15年前に読んだ際の記憶は殆どない。「神の子どもたちはみな踊る」は神戸の震災(1995/1/17)についての短編小説集で、1999年に「新潮」に掲載され2000年に単行本化された。発行後すぐに読んだが「震災」とい…

僕らの人生は勝ち方によってではなく、その敗れ去り方によって最終的な価値を定められるのです。

僕らの人生は勝ち方によってではなく、その敗れ去り方によって最終的な価値を定められるのです。神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/02/28メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 427回この商品を含むブロ…

世界はもっと良くなるはずだという希望

昨日、仕事帰りに目黒川を通りかかったので夜桜見物をした。 目黒川はここ数年人気があるスポットのようで、今年も人がたくさん出ていたが去年よりも少なかったように思う。(表題のように)だから将来に希望が持てないということではなく、漠然と希望を持て…

不安と描写

村上龍の「空港にて」を再読した。空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (169件) を見る加藤典洋と内田樹がよく村上龍を引用するからだが、結論から言うと…

タテマエとホンネとはなにか

仕事帰りにドトールでホワイトデーのお返しを買い、コーヒーを飲みながら日経新聞をスキャンしてevernoteに移す作業をしようと席に座った。並びの席の3つ離れたテーブルに50才くらいのサラリーマンが「GE 世界基準の仕事術」を見ながら一生懸命に付箋になに…

顰に倣う(ひそみにならう)

呉越の時代、呉王夫差の寵愛を一身に受けた美姫に西施という人がいた。 西施は「持病の癪」のせいで、歩くときに胸を抑え、眉をひそめていた。 その姿もまた美しく見え、その柔弱たる風情で彼女が呉王の寵を得たという風説が広まったために、後宮の女官たち…

崖を登る比喩

加藤典洋さんの崖とロープの比喩が、引っかかる。言語表現法講義 (岩波テキストブックス)作者: 加藤典洋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/10/08メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 96回この商品を含むブログ (48件) を見る

里山

故郷の盛岡市近郊には里山がない。針葉樹林ばかりの山はある。 温暖な地方の里山のある風景を見ると羨ましい。 岩手では紅葉が美しい山もあるが大抵は針葉樹林が連なるつまらない山だ。ただただ杉やヒバ、モミノキ、松が生え、雪が積もったらモノトーンを半…

駿河湾

東名高速からみると、富士宮市は富士山から駿河湾へと連続するなだらかな平面で構成された地形であるのがわかる。これをみると、随分とでっぱりもへこみもない、つまらない地形だなと、水田か何かを作るにはもってこいじゃないかと思う。ただし水田はあまり…

ため息

ため息(リスト)フジ子・へミングClassical¥250provided courtesy of iTunesリストの「ため息」。トヨタのCFで聴いたら買いたくなった。iTunesは便利だ。http://youtu.be/UnTfED5A1yEタイトルがわからなかったので、当てずっぽうで「水上の音楽」かなと思って…

もし僕らのことばがウィスキーであったなら

もし僕らのことばがウィスキーであったなら、もちろん、これほど苦労することもなかったはずだ。僕は黙ってグラスを差し出し、あなたはそれを受け取って静かに喉に送り込む、それだけですんだはずだ。とてもシンプルで、とても親密で、とても正確だ。しかし…

その時、象は平原に還り

そしてその時、象は平原に還り僕はより美しい言葉で世界を語り始めるだろう。-村上春樹 風の歌を聴け (講談社文庫) (1979) 村上春樹の小説を読むというのは、それが何度目か、初めてかを問わず特別な体験だ。なにか聞いた風なフレーズだけど、本当に特別だ。…

夢十夜(04) ハンカチ

夢十夜(04) ハンカチ 小学校にあがる前、父がいたということは、小学校に上がる前の年だと思う - 父と、母親の職場の近くに二人でお寿司を食べに行った。父の職場は広大な農業試験場の中にあり、僕たちはその職員用の集合住宅に住んでいたが、母の職場は市の…

「僕」の中に混入してきた「俺」の謎 - 村上さんのところ/村上春樹

「僕」の中に混入してきた「俺」の謎 - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト村上春樹が、とにかくものすごい件数のメールに返信しているのに驚いた。 「僕」と「俺」「おれ」はもちろん意図的に、微妙に使い分けています。そう思って読んでくれま…

手で書く

ノートに重要だと思う箇所を書き写し、右側に解釈を書く。そして、タイトルのところに解釈のサマリーを書く。 このレベルでないと、理解できない。(ということがわからなかった)

紙で読む

例えば村上春樹の小説を読むのにKindleはきつい。ページをめくれないし、紙の匂いがしない。やはり単行本で読みたい。 「眼光紙背に徹っす」る読み方をするには紙の方が良い。何故だろうか。 例えば誰かに説明するとしたら、ページを折ったり書き込んだり、…

スバルレオーネ(5才)

記憶はひとつを想いだすと、前後して想いだしたり、全く関係のないことを想いだしたりするようだ。 --- 体は丈夫で小学生まで無遅刻無欠席だった。保育園で5才の七五三は半ズボンにタイツだったのが恥ずかしかった、千歳飴もいらなかった。 雪が降った夜、父…

帽子につけるバッジ(5才)

盛岡は雪国なので子どもも毛糸の帽子を被る。 ある日、父は私の毛糸の帽子にエーデルワイスの白いバッジをつけてくれた。父の帽子は水色に白いラインだったが、自分の帽子は良く憶えていない。 帽子をかぶって保育園に行くと、ある男の子に「そのバッジちょ…

スーパーカブ(5才)

保育園には父親が迎えに来てくれていた。弟は一学年下で、2人でスーパーカブに乗って家まで帰った。正確に言うと保育園に隣接した農業試験場の中のアパート(宿舎)に住んでいたので、父は子どもを保育園に迎えに行きバイクに乗せ、数メートル走って降ろし、私…

消防車の本(4才)

自分のことを思い返してみて、どうしてこうなってしまったかを考え直してみないとテキストがどうこう書いても上滑りなのかも知れない。よく憶えていないけれど、病室に母親が消防車か何かの本を持ってきてくれた。それより前はあまり憶えていないな。3〜4才…

何故思っていることが伝えられないのか

何故思っていることが伝えられないのか。それにすぐに答えが出るのなら、悩みにはならない。これまでは「受け取り側に問題があるのだ」と思っていたけれど、それは違うだろう。おそらく伝わっていたが、その思考経路まで見透かされていたので、敢えて(私の為…

もっとバカ

論理的には整合的なのだが、『道徳の系譜』を書いたときにニーチェがまだ気づいていなかったことがあった。それは「畜群」というのは「畜群を見ると吐き気がする」というような「貴族のマネ」も簡単に出来るタフな生物だった、ということである。その一世紀…

「fairness」と「desency」

「fairness」と「desency」 村上春樹の小説の一人称「僕」はまっとうな人間であり、少なくともまっとうであろうとしている人間だった。 このまっとうさは、物事に誠実に向き合うということだろう。 誠実であり、礼儀正しくあるとは当たり前のことだし、そん…

観たいように観て、読みたいように読む

仕事でマニュアルを作って、実務をするスタッフに配布し説明する。それでもなかなか書いてあることが伝わらない。そのことについて長いこと悩んでいたし不満もあった。 先日自分も全く同じことをしていることに(ご指摘いただき)気づきショックを受けた。とも…

テキストから語るのではなくテキストへ語る

テキストを読む際には、ひとまず自分をテキストの中に投げ入れて読むべきです。 読んだテキストについて何かを語る場合には、「テキストから語る」のではなく、「テキストへ語る」ことを志すべきだと助言します。 「テキストから語る」「テキストへ語る」、…

テキストと対話することは可能なのか

私はこれまで文章(テキスト)でのアウトプットをあまりしてきませんでした。 ではなぜテキストを書こうとしているのか。学んだことをテキストにアウトプットすることで学びをより深いものにするためです。 これから学んだことのテキストを記述しようとした時…